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心配ない

心配ない

心配ない

今の店の横が交番という事もあってとても安心だ。
以前の店では、たま〜に来ていた、
こわーいお兄さんも今は来なくなった。
以前の下丸子の店を出して、まだ日が浅い頃
その方面の方にとても気に入られてしまった事があった。
いつもはその手の刺繍は必ずお断りしていたのだが
最初に普通の刺繍を持って来たので
次のやりたくない刺繍をお断り出来なくなっていた。
その方は隔週でやって来ていた。
とうとう、意を決して断ろうと思い
5回目で、預かっていた刺繍を渡す時に言った。
「お金は要らないので、もう来ないで下さい。」
すると向こうは腹を立てて
「金要らないってなんだ!」と怒鳴ってきた。
「払う」
「要りません」
「払うっていってんだろ」
「要りません!」
何度も応酬しているうち
私はボロボロと泣き出してしまった。
すると向こうが「警察を呼べ」っと言ったので
私が110番をした。
「お客様とお金の事で揉めています。」
「相手が払わないのですか」
「いえ、払うと言って揉めています。」
「えっと、何の商売をされているんですか。」
「刺繍屋です」
「とにかく怖いのでもう来て欲しくないんです。」
「わかりました。今向かわせます。」
電話を掛けている間。お兄さんは玄関の外で大人しく待っていた。
しばらくして自転車で2人のお巡りさんがやって来た。
そしてそれぞれに話を聞き
「もう来ないって言っているから、仕事をしたので、お金は受け取ってください。」
とまとめてくれた。
と、ここまでは以前書いた事があったが
実は翌日、本庁の警察の方が2人でやってきた。
それで話を聞かれて「人を置きましょうか」と言ってきたので
「いえ、大丈夫です」っと答えたが
翌日から数日間、10M先の自動販売機に隠れているスーツ姿の人がいた。
その話を先日、息子に話したら
息子が「もう、心配ない」
「そうだよね。お隣り交番だからね。」
「いや、交番じゃなくても心配ない。」
そして私に聞こえるか聞こえないかの声で言った。
「時間っていうのは、酷だな」

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