バランスの取れた感覚を持つ事は全ての善や美の基本

洋服やキャップ、ハンドタオルなどに施す刺繍は
着物で例えると帯にあたると考えます。
いくら高価な着物でも、着物と帯の組み合わせが悪ければ、着物は台無しになります。
そして、その様なお召し物を着ていれば、その方の教養、生き方などが見て取れます。
視覚、聴覚に於いて小気味良さを持つというのは
色やデザインに関した仕事に限らず、バッテリー、人間関係など
世の中全ての善や美の基本であると考えます。
刺繍のプロである私達は、数多くの仕事をこなし
また研究の為に、他の刺繍の作品にも多く触れます。
血に滲み透るくらいの経験を経て、導いたセンスは
その境界線を持ってして、胸を張れるプロであると考えます。
昨今ではパソコンの価格も下がり
イラストレーターソフトなども身近になった為
プロ顔負けなデザインが増えましたがこうした媒体を通し
やや刺繍に全てを置き換える事は難しい様です。
これまでを振り返るとお客様の依頼でありがちな失敗としては
糸色を多用する、色の組み合わせの妙、主張しすぎる刺繍などがあります。
そういう時には厳しい言葉と受け取られるかもしれませんが
お客様にははっきりとした意見を言わせて頂いております。
ベストバランスを求めて
お客様の為に、そして美しい刺繍を送り出す為に
みなみ刺繍は適切なアドバイスをしております。