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2023/09/21

持ち込み商品の弁償金についての話

製品になる前の布地を持ち込まれたお客さんの話です。
素材は合成皮革、高さ30cm、直径14cmの半円2枚を
外円で縫い合わせた円筒状の布でした。
平布と違い、円筒は枠を張っても空間が出来
それと合わせ、刺繍面積が3分の2を占める
大きな刺繍でしたので、大変難しい刺繍でした。
60枚のうち5枚を失敗してしまいました。
追加分の弁償を申し出たところ
届いた請求書がなんと10万円でした。
法外な金額に腰が抜けました。
こちらの試算では、布はシングル幅で1mだと18枚カットでき
2枚合わせなので、1mで9個取れる計算です。
合成皮革の販売価格は、1mが1200円から1500円が妥当です。
布手配料と真ん中を縫った縫製料、迷惑料を合わせ
どんなに高く見積もっても3万円位が妥当と思います。
頂いた請求書は明細が全くありませんでした。
コーディネーターに「布地の領収書を見せて貰えませんか」と
聞いたところ、拒否をされました。
相手は「この金額の中にはデザイン料や多くの人が携わっているんですよ」と言い
なぜデザイン料まで負担させられるのか、納得がいかないので
私の方で色々と調べ
図式と布地の販売価格の写真、職人の工賃の資料などを添付し
こちらの試算では15000円です。と手紙を送ったところ
結局不請求となりました。
人がやる仕事の全てにおいて、ノンミスという事はありえません。
勿論、この様な事は滅多にはない事です。
そうなった場合、誠意を持って商品に対しての弁償は致しますが
服の領収書など、弁償の根拠となる金額の照明が必要ではないでしょうか。
ーあとがきー
以前から取引のあった会社なので、10万円の請求書が届いた時
黙って払うのが日本社会だと感じました。
が、敢えて私は`不当な請求は受け入れられない`という思いで直訴しました。
後に先方から書面で、請求金額の免除と共に
取引停止という文面を見た時
「こっちが願い下げだわ」と思ってしまいました。

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