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型作り
刺繍対象物の素材
それに素材と刺繍糸の組み合わせなどにより
糸の密度や幅の取り方は違います。
写真の様に黒地に乗った書体も白地に乗ったの書体も
同じ大きさで刺繍していますが
幅や大きさが違って見えます。
_糸色と刺繍対象物が反対色になる場合
同色組み合わせよりも、下地が透けやすくなるので
通常よりも糸の密度を濃くしたり
下地になるランニングステッチを多目に入れたりして調整しております。
黒地に暗めの糸を合わせる同色合わせの場合は
糸をより強調しないと目立たなくなってしまいますので
振り幅を多く出します。
白糸は膨張色なので、振り幅は控えめにします。
いち列文字で、糸を2色以上使用する場合なども
糸の密度や振り幅を調整すると
文字並びが違和感なく、綺麗に見えます。
ひと手間を掛ける事が、綺麗にみせるポイントになります。
ただ、同じ型を使用しても、
刺繍するアイテムが変わったり
糸色が変わったりすると
型を直さなくてはならなくなります。
冬はネイビーのシャツが夏場は薄めの色になったり
最初はポロシャツに入れていたものが
冬場はセーターに変わったりと
季節ごとで、アイテムが変わる事はよくある事です。
都度都度、調整はいたしておりますが
やはり、一番最初に作った型というのは
色や素材を考慮して、ベストな状態で作っているので
最上の刺繍ができるという事になります。
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ー年末年始ー
年内は28日(月)まで
年始は4日(月)より営業
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