ワッペン土台布地の違いについて|耐久性を左右する素材選び

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刺繍ワッペンの仕上がりを大きく左右するのが、土台となる布地の種類です。
最近気になるのがフエルトを多用している刺繍経験の浅い業者です。価格が比較的安価で時短で作れるという背景があります。

①エンブロンクロス(光沢タイプ)
布目があり、程よい光沢を持つワッペン専用クロスです。エンブレムや企業ロゴ、校章などに多く使用される定番素材で、高級感と耐久性を兼ね備えています。
用途:記念品やユニフォーム用途には最も適した素材です。

ー特色ー

  • ⚪︎発色が美しい
  • ⚪︎直射日光にも布の変色が無い
  • ⚪︎洗濯耐性に優れる
  • ⚪︎長期使用でも型崩れしにくい


②ニット布(マットタイプ)
光沢を抑えた柔らかな印象の素材です。
スポーツチームやカジュアル用途で選ばれることがあります。

ー特色ー

  • ⚪︎マットで落ち着いた質感
  • ⚪︎柔らかい印象に仕上がる

ただし、エンブロンクロスに比べると布の汚れなどはやや劣ります。

③フエルト
手触りが良いことと比較的刺繍が綺麗にはいるので見た目が良い。
特にユニフォームや体操着など、頻繁に洗濯をする用途には不向きです。
以前はエンブレムワッペンにも広く使用されていましたが、近年は以下の理由から推奨しておりません。

  • ⚪︎淡色の場合、光や日光などを受けると黄ばみやシミが出やすい
  • ⚪︎毛玉ができやすい
  • ⚪︎繰り返しの洗濯で変形しやすい
  • ⚪︎経年劣化が目立ちやすい


そして、作業側の観点から

⚪︎はさみでカットする(時短)
⚪︎刺繍土台を安定させる裏打ち紙が不要
⚪︎アイロン圧着の工程が簡略化できる

といった理由から、作業工程が省略できる素材でもあります。しかし、これはあくまで製作側の都合です。


ワッペンは「今きれい」より「数年後もきれい」

ワッペンは作った瞬間が完成ではありません。
着用・洗濯・保管といった日常の中で、品質の差がはっきり現れます。

校章や企業ロゴ、スポーツチームエンブレム、記念品ワッペンなど
長く使うものほど、土台選びが重要になります。
プロが作る場合は完成後に長く美しく使用できるかどうかを重視しております。
そのため、耐久性に優れたエンブロンクロスを基本素材としてご推奨しております。

刺繍は見た目だけでなく、素材と工程の積み重ねで品質が決まります。
用途やご予算に応じて最適な素材をご提案いたしますので、
みなみ刺繍にどうぞお気軽にご相談ください。。

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